msha_on’s blog

映画を観た感想を中心に日常の気づきを呟いていくドラえもん好きです。

映画

のび太の宝島:日常にロマンを付加すること

youtu.be 川村元気さん半端じゃない実力持ってらっしゃる. オープニングもなしにグイグイ物語が進んでいく. すごい密度なのは一つ一つの台詞&演出からも感じ取れて,キャラクターが驚くほどに生き生きと描かれていた. ただその半面台詞や演出にスキのな…

のび太の月面探査記:僕たちは大山のぶ代に,学習まんがのドラえもんに,育てられてきた

youtu.be 「南極カチコチ大冒険」*1のぶっ飛んだSFに,「宝島」のドラえもんに対する新たな解釈と,ここ数年は新鮮なドラ映画が続いてきたが,今年で原点回帰してきた. 直木賞作家の辻村深月が脚本になって盛り上がってたけど,捻くれもせずにまっすぐなド…

シュガー・ラッシュ:オンライン:ヴァネロペはサマーなのか

1ではヴァネロペの魅力全開だったシュガー・ラッシュ. ヴァネロペは明るくて,自分に素直で,ワガママが可愛くて,自分の機嫌を自分で取る. 1ではそんな素敵なキャラで,困ったラルフを救った. 今作では前作より生々しくラルフを引っ張る. ヴァネロペ…

ヴェノム:アメコミ映画を引っ提げるのはトム・ハーディか

youtu.be SPE ( Sony Pictures Entertainment ) がスパイダーマンの映画化権をMCU ( Marvel Cinematic Universe ) と共有してから,ヴェノムの世界線にスパイダーマンがどう絡んでくるのかは誰もが気になってたところ。 インタビューとか調べれば色々情報は…

のび太の月面探査記:ドラえもんが藤子・F・不二雄の手を離れる恐怖

youtu.be doraeiga.com 本日10月15日18時,2019年公開のドラえもん映画の予告編*1が公開された。 今回は予告編公開が相当遅かった印象(例年は7月くらいかな?)。 発表前のカウントダウンも4日前からあり,ずいぶんドキドキさせられた。 蓋を開けてみれば…

プーと大人になった僕:「仕事ありきの休み」だけでいいのか

youtu.be "What day is it?" "It's today." "Oh, my favorite day." いい歳したおっさんが「プー!?」って言うのがすごすぎる。 そして,プーの声がしゃがれてんのが,この映画のメッセージがただ「子どもの心を取り戻そう」なんて単純なものじゃないことを…

オーシャンズ8:このご時世に宝石盗み?(笑)って思った奴

youtu.be オーシャンズ11のリブート作品。 メインテーマはジェンダーロールと多様性か。 過去のオーシャンズシリーズのメンバーも多様だったけど,今作は盗みのその後の生活まで描く徹底した多様性の描きっぷり。 流行りのテーマだし,「時代に合った映画…

のび太の宇宙小戦争:来週の日曜ピリカ星に遊びに行こうよ

1985年公開の名作。 最近ではTHE ドラえもん展 TOKYO 2017で坂本友由さんが「僕らはいつごろ大人になるんだろう」とうタイトルで本作とコラボした作品を展示した。 宇宙小戦争の名シーンをなまめかしく表現したこの作品は,藤子先生がこのときに描きたかった…

のび太の南極カチコチ大冒険:「これはドラ映画じゃない」のか

youtu.be ストーリーが難解で人物描写の薄かった本作は,「こんなのドラえもんじゃない」なんてYahoo!映画レビューでよく書かれてた。 しかしこう言われたってことは,この映画はドラえもん映画界にブレークスルーを起こしたってことだと思う。

海街diary:線路の向こうも空の向こうも変わらない

youtu.be 海街diaryという,四姉妹が身内の死を通して成長する映画。 こんな雰囲気の女性主体のスローテンポ映画なら「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」もオススメ。 自分はこんな死と隣合わせの(死ぬかもしれない,ではなく死を生きながらに抱えて…

たかが世界の終わり:家族は二度変わる

youtu.be こんなファミリー映画は初めて観た。 詩的な美しい台詞、照明、色使い 物語を停滞させない音楽を活用した回想シーン ラストの壮大などんでん返しで魅せる圧倒的なテーマ性 とにかくすげえ生々しいんだよ。 家族って社会団体を維持する努力の難しさ…

好きだ、:人間は時間軸での思考がバグってる

youtu.be 最初は友達に勧められて観た,自分が映画好きになるきっかけにもなった映画。 この監督は脚本を細かく作らずキャストに自由に演技させるのがモットーだそうだが、それによって現れた人間味だろうか、二人が出す距離感や雰囲気が素晴らしい。 最初の…

のび太とふしぎ風使い:「好きな映画」と「良い映画」

www.youtube.com 自分の周りの友人に「好きなドラ映画は?」と聞くと多い答えは「おばあちゃんの思い出、結婚前夜、ふしぎ風使い、ワンニャン時空伝」辺りな気がする。 これってドラ映画の中でこれらが特別良かったというより、一番世代にフィットしていたっ…

キャロル:決断は不安定さを伴う

www.youtube.com 高貴なキャロル(ケイト・ブランシェット)と純真なテレーズ(ルーニーマーラ)の恋愛物語で、テレーズ視点を中心に物語は進む。 ルーニーマーラ綺麗……。 他の出演作も観たくなった。 さて物語は50'sのNYを舞台にしていて、とてもオシャレ。…

ブラックパンサー:ヴィブラニウムスーツ、鋼の錬金術師の機械鎧(オートメイル)説

www.youtube.com 個人的にはもう少しスーツを映えさせてほしかったブラックパンサー。 ただワカンダのバックグラウンドにはすごい興味を持った。 ヴィブラニウム大国なんだとしたら、国王だけがスーツを着るんじゃなくて老人にもヴィブラニウムロボットアー…

ダンケルク:『ダンケルクは戦争映画ではない』

www.youtube.com 最初しばらく台詞が殆どなくて、状況説明はこちらがゆっくり掴んでく感じ。 それでも映像が圧倒的に美しくて、その視界の広さと情報量の多さ、贅沢さに痺れて全くダレない。 そうこうしてる間に色んな時間軸で3つの物語が進む。 それらは段…

ドラえもん映画は同窓会を行ってブレークスルーしていく

新ドラえもん*1から新生ドラえもん*2に変わり、今年で13年になる。 www.youtube.com 声優陣が変わってざわついたドラえもんも今では普通に受け入れられているように感じる。 それは新ドラえもんを知らない世代が増えただけが理由ではないはず。 新生ドラえも…